映画「100円の恋」は安藤サクラの演技と新井浩文の存在感が凄い

      2016/12/25

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BSの日本映画専門チャンネルで2014年の映画「100円の恋」を観ました。

いやー、驚きました。

凄い映画ですね。

主人公・一子を演じた安藤サクラがとんでもない演技です。

そして、いま話題の俳優新井浩文の存在感。

内容紹介

見ていない方のために、Amazon のDVD紹介記事を引用します。

【解説】
2014年最高の傑作邦画として、観客を熱狂の渦に巻き込み、評論家からも絶賛を浴びて各映画賞を受賞した超話題作。主演女優賞受賞が相次ぐ安藤サクラが女ボクサーとして魂の演技を魅せる!

故・松田優作氏の出身地である山口県の周南映画祭において、優作氏の志を受け継ぐ脚本を発掘すべく2012年に新設された第一回「松田優作賞」のグランプリ受賞作品(脚本:足立紳)を武正晴監督のメガホンで映画化。不器用にしか生きられない主人公・一子役には、700通以上の応募があったオーディションを勝ち抜いた、日本を代表する若手実力派 安藤サクラ。どん底の姿からハードなボクシングシーンまで、一子というキャラクターと心中せんばかりの迫真の熱演は、観るものを圧巻し心を熱くさせる。恋の相手ともなる中年プロボクサー・狩野祐二役には、話題作出演の続く、新井浩文。また、2014年より大ブレイク中、現在最も人気のあるバンド、クリープハイプがオリジナル楽曲「百八円の恋」を主題歌として書き下ろした。

公開は4館スタートながら、メイン館のテアトル新宿では連日立ち見がでるほどの大盛況。大ヒットを受けて全国78館以上に拡大! ! 作品評価も非常に高く、2014年最高傑作との呼び声も。映画を観た観客からも絶賛の嵐で、好評価の口コミが大ヒットにつながった。 第27回東京国際映画祭 (日本映画スプラッシュ部門 作品賞)、日本映画プロフェッショナル大賞(作品賞、監督賞)、主演の安藤サクラは、第88回キネマ旬報ベスト・テン (主演女優賞)、 第57回ブルーリボン賞(主演女優賞)、第29回高崎映画祭(最優秀主演女優賞)など、数多くの映画賞を受賞した。

【ストーリー】
32歳の一子は実家にひきこもり、自堕落な日々を送っていた。ある日離婚し、子連れで実家に帰ってきた妹の二三子と同居をはじめるが折り合いが悪くなり、しょうがなく家を出て一人暮らしを始める。夜な夜な買い食いしていた百円ショップで深夜労働にありつくが、そこは底辺の人間たちの巣窟だった。心に問題を抱えた店員たちとの生活を送る一子は、帰り道にあるボクシングジムで、一人でストイックに練習する中年ボクサー・狩野(新井浩文)を覗き見することが唯一の楽しみとなっていた。ある夜、そのボクサー・祐二が百円ショップに客としてやってくる。狩野がバナナを忘れていったことをきっかけに2人は距離を縮めていく。なんとなく一緒に住み始め、体を重ねるうちに、一子の中で何かが変わり始める。
一方、祐二はボクサーとしての定年を前に最後の試合に臨み惨敗を喫し自暴自棄になって家を出ていってしまう。残された一子は、なぜか自らボクシングを始める。痣だらけになりながらもそこに仄かな希望を見い出していく―

そして映画の雰囲気を知ってもらいたいので、予告編映像も添付します。

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みどころ

最初から最後まで、実に面白い映画です。

簡単にプロットに分けるとーーーー

①一子のひどい生活

32歳(ちなみに処女)のだらしない生活を描く。

身体も醜く太っている。

こんな人いるだろうなと思わせる見事な描写。

②一人暮らしを始め、100円コンビニでのバイト

奇妙な登場人物たちのおかしさ。

「マジっすか」しか言葉が無い若いバイトの男!

〇芥川賞を受賞した村田紗耶香「コンビニ人間」でも、コンビニで働く人が最底辺の労働者として描かれていたことを思い出します。

③ ボクシングをしている男との不器用な恋の始まりとあっけない終わり。

④ボクシングを始める一子

ジムの会長、トレーナーなどがリアルに描かれる。

⑤プロテストに合格し試合に出ることになる。

見事に絞られた身体。くっきりとした目つき。
 
このボクシング・シーンが素晴らしい。
 
〇女性のボクシング映画として、クリント・イーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベイビー」をいやでも思い出します。
 
「ミリオン~」もイーストウッド作品を代表する素晴らしい映画でした。(重いテーマの映画でしたが)
 
しかしボクシング・シーンに関して言えば、「100円の恋」のほうが遥かにリアルにボクシングを描いていました。 
 
息が上がって呼吸ができない。
白目をむいて、血を流す顔。
 
映画の主演女優がここまで醜い顔をさらけ出すことは珍しいのではないか?
 
ボクシングというスポーツの過酷さも描き切っていました。
 
(*余談ですが試合が始まる頃に流れる美しい音楽(クラシック)も効果的でした。)
 

安藤サクラ

あんどう サクラ
安藤 サクラ
本名 柄本 さくら
生誕 (1986-02-18) 1986年2月18日(30歳)
日本の旗日本東京都
身長 160 cm
血液型 A型
職業 女優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 2007年
配偶者 柄本佑(2012年 – )[1]
著名な家族 犬養毅(曽祖父)
犬養健(祖父)
緒方貞子(再従姉妹)
奥田瑛二(父)
安藤和津(母)
安藤桃子(姉)
事務所 ユマニテ
公式サイト 所属事務所プロフィール
主な作品
映画
愛のむきだし
ケンタとジュンとカヨちゃんの国
かぞくのくに
0.5ミリ
百円の恋

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーwikipedia

新井浩文

 

新井 浩文
新井 浩文

生誕 (1979-01-18) 1979年1月18日(37歳)
日本の旗日本青森県弘前市
国籍 韓国の旗韓国[1]
身長 181cm
血液型 A型
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 2001年
事務所 パパドゥ[2]アノレ
主な作品
映画
青い春
ゲルマニウムの夜
松ヶ根乱射事件
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーwikipedia
 
私が新井浩文という俳優を初めて意識したのは「永遠のゼロ」で主人公の岡田准一と敵対するパイロットを演じた姿でした。
 
日本映画(の新作)やテレビドラマを余り見ないので、それまで知りませんでした。
 
三白眼の目つき。
 
不敵な面構えと態度。
 
この人は面白い。さまざまな役が出来る人だなぁと思いました。
 
この「100円の恋」でそのアンチ・ヒーロー的だがどこかかっこいい個性が見事に生かされていました。
 

まとめ

映画が描く世界の面白さと

主演俳優二人の演技と存在感

その両方を過不足なく楽しめる珍しい映画でした。

そして脇役たちもまた面白いという、いい映画の条件を全て満たしています。

監督の武正晴という人は全く知りませんでしたが、若い才能ある監督が次々に現れているようです。

一時は韓国映画(特にソン・ガンホなど)に目が行っていましたが、もうその必要はないようです。

*ソン・ガンホ:「殺人の追憶」「グエムル」などの監督ーーこれはこれで今見直すと面白いと思います。今現在の(セオル号事件以降の)韓国の混乱を予見したような映画だったと思います。

もしかしたら、今日本映画が最も面白いかもしれません。

 

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